今日は風もなく日中の気温が16℃から17℃と高くなり、すっかり春がやって来たようなよい一日となりました。10日から開催していた絵の個展も昨日で終わり時間ができたので、暖かい日差しに誘われてフィールドの中を時間をかけて歩いてきました。ヒバリやウグイス、ホオジロなどの囀りがあちこちから聞こえてくる中をのんびり歩いていると、それほど離れていない池の水際を移動しているイタチが目にとまりました。木陰に隠れて様子を観察していると、イタチは餌を探しているらしくあちこちの草むらに首を突っ込んだり匂いを嗅いだりしていましたが、やがて水中の岩陰に隠れていた小魚を見つけたらしく水面を見つめ始め、しばらくすると素早く水中に飛び込み全身濡れネズミとなって魚を咥えて岸に上がってきました。大きく膨らんだ尾もすっかり細くなり、みすぼらしい姿です。それでもしっかり咥えた魚は離さずその場ですぐに食べ始め、食べ終わると身震いをしてから毛繕いを始めました。フィールドの中ではイタチはときどき目にするものの、水中に飛び込んで魚を取る様子を見るのは初めてのことでした。

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