キンクロハジロやオオバンが水面を動き回る様子を見ていたところ、近くに立つソメイヨシノの老木にジョウビタキの雌がやってきました。これを撮影してみようとレンズを向けていると、ジョウビタキは木肌に潜む昆虫でも探しているのか、まるでキバシリやゴジュウカラのように幹の周りを小走りに回ったり上り下りを始めました。古い木で木肌の肌理が粗く爪がかけやすかったせいもあるでしょうが、ジョウビタキが木の幹の表面を伝って歩くのを見たのは初めてのことです。しばらくそんな状態で幹に張り付くようにして動き回っていましたが、餌が見つからなかったのか、やがて近くのお寺の林へ飛び去って行きました。

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