フィールドへ出ると、今年は本当によくアオジの姿を見かけます。昨シーズンまでとは野鳥観察をするフィールドを変えたことも原因の一つでしょうが、飛来数も増えているのかもしれません。フィールドを訪れるたびにおそらく群れになっていると思われる数羽と出会えます。アオジは、私が幼いころ旧宅の冬の庭に毎日のようにやって来て餌を拾っていました。その様子を日の当たる縁側に座った祖父の膝に収まって眺めながら名前を教えてもらった野鳥の一つなので思い出深く、今でもアオジを見ると祖父の膝のぬくもりやそのときどきに野鳥の生態について説明してくれた祖父の言葉、それにガラス戸越しに冬の日が入る長閑で暖かな縁側の光景が懐かしくよみがえり、幸せな気分になります。

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