海岸の岩に腰を下ろし、前頁に掲載したハジロカイツブリの写真を撮っていると、すぐ近くに横たわる波に打ち上げられた大きな流木にイソヒヨドリの雌がやってきました。この個体は、10mも離れていないのに私が撮影しようとして手足や体を動かしても逃げることなく、数分間同じところにとまってあたりを見回していました。この数年海辺でイソヒヨドリの姿を見かけることが多くなり、海辺から離れたところでも見かける機会が増えてきました。一昨日も、海から数km離れた車が頻繁に行き来する道路上で何かをつついているイソヒヨドリを見ました。数が増え人と接触する機会も増えて、人慣れしてきた個体が増えたのかもしれません。

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