ハンナが昨年秋に亡くなってからは、いつも一緒に散歩をした場所を訪れようとする意欲がわかなかったため、野鳥観察の一番のフィールドであった公園はもちろん二番目によく訪れた海辺へも足を向けていませんでした。それが、昨日はたまたま海の近くを車で走っていると、ふとハンナや6年前に亡くなったララとよく歩いた海が見たくなり、進路を慣れ親しんだ海辺へ向けました。車を降りて波打ち際へ立ったところ、ハンナやララと散歩をしたときの情景が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、しばらくの間立ち尽くし海辺一帯を見回していました。しばらくして、目を沖合へ移すと、波間に小さな点が見えたので、望遠レンズを向けるとこの冬初めて見るハジロカイツブリでしたが、夕方のうえ逆光だったこともあり撮影するには条件が悪すぎるためシャッターを切ることは諦め、今朝もう一度確認に行ってきました。すると、朝日に照らされて昨日よりずっと岸に近いところにいたので、特徴のある赤い目が写った画像を何枚も撮ることができました。

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