心地よい春風が頬を撫でていく海辺で被写体になる野鳥を探していると、波打ち際で1羽のコサギが小魚を狙っているらしく、海面を凝視しては何度も嘴を水中に差し入れていました。周囲には何も撮影するようなものがなかったので、そのコサギの様子を観察しながらカメラのレンズを向けていると、2、3回に一度の確率で小魚をとっていました。魚種はよくわかりませんでしたが、5cmほどの細長い小魚なので、この海域でよく見られるボラの稚魚のようでした。写真は、ちょうど稚魚を獲って咥え直していたコサギです。飛び跳ねる水玉に春の日が輝いてきれいでした。

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