日暮れ間近の農道を走っていると、放置された荒れ地の中で1羽のケリが立ち尽くしていました。車をとめて見ていても餌を探すわけでもなさそうであたりを警戒するのか首をあちこち向けているだけでしたが、1枚撮影しておこうとカメラを向けるとすぐに飛び立ってしまいました。しばらくフィールドの中でケリの姿を見かけていませんでしたが、この頃すっかり枯れ果てた刈り株が並ぶ田や、トラクターに掘り起こされた畑などでときどき見かけるようになりました。繁殖期になると、巣に少し近づいただけで大きな声を出して何度も威嚇してきますが、現在は接近しようとすると飛び立って逃げていくだけです。

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