2025年02月13日

アオジの思い出

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フィールドへ出ると、今年は本当によくアオジの姿を見かけます。昨シーズンまでとは野鳥観察をするフィールドを変えたことも原因の一つでしょうが、飛来数も増えているのかもしれません。フィールドを訪れるたびにおそらく群れになっていると思われる数羽と出会えます。アオジは、私が幼いころ旧宅の冬の庭に毎日のようにやって来て餌を拾っていました。その様子を日の当たる縁側に座った祖父の膝に収まって眺めながら名前を教えてもらった野鳥の一つなので思い出深く、今でもアオジを見ると祖父の膝のぬくもりやそのときどきに野鳥の生態について説明してくれた祖父の言葉、それにガラス戸越しに冬の日が入る長閑で暖かな縁側の光景が懐かしくよみがえり、幸せな気分になります。

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2025年02月12日

獲物を見つけたようだけれど

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冬枯れのセピア色が広がる草はらで野鳥を探していると、枯れたススキやチガヤの間からモズの雌が飛び出してきて、近くのカキの木の低い枝にとまりました。木陰で身を隠している私には全く気付かない様子で、写真のように地上に重なる枯草の間を目を凝らして見つめていました。何かを見つけて狙いをつけているように見えたので、とびかかる瞬間を撮影してみようと待っていましたが、突然近くの枝に大きな羽音を立ててツグミがやって来ると驚いたように飛び上がり、丈の高い枯草が立ち並ぶ間を通り抜け姿を消してしまいました。こんな寒さが厳しい時期は、昆虫をはじめ餌になる生き物を見つけることも難しく、生きていくのも大変でしょう。

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スイセンの花

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この頃フィールドの中では、日当たりがよく冷たい風が当たらない土手や小道の脇で、スイセンの白い花が目に留まるようになってきました。今頃寒さに負けずスイセンの花が咲き始めた様子を見ると、生前庭いじりが好きで毎日庭に出ていた父が丹精した白や黄のスイセンが庭のあちこちで咲き始めた光景や、それを満足そうに眺めていた父の表情を思い出します。父が亡くなって15年が経ち、旧宅の庭も手入れが行き届かないため荒れてしまい、見る影もなくなってしまいましたが、それでも昨夜庭を見てみると、父が残していったスイセンの一部が青々とした葉を伸ばし、蕾をつけていました。折から、今日は父の祥月命日なので、スイセンとウメの花に送られて旅立った父に供えるつもりで、フィールドの土手に咲いていたスイセンの花を掲載してみました。

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2025年02月11日

道路を歩いていた

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しばらく出会えていなかったタゲリに、2月になってからはフィールドへ出るとよく出会えます。ただ、相変わらず昨年末に見た群れではなく、顔の模様からするといつも単独行動をしている個体が1羽だけです。昨日も今日もフィールドの中の道路を走っていると、耕地や荒れ地ではなくアスファルトで舗装された道路を歩いていました。ほとんど車は通らない農道なので轢かれる危険は少ないものの、1羽だけで身を隠すものは何もない道路上を歩いていればよく目立つため、上空を飛ぶオオタカやノスリなどに襲われないかと心配になります。

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アブラナの花が咲いた

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日足は伸びてきたとはいえ、寒さはまだ厳しく各地で雪を警戒することを呼びかける警報が出されているのに、フィールドの中では日当たりのよい小川のほとりでアブラナの花が満開になりました。先月下旬から蕾が黄色くなってきたことに気がついてはいましたが、3日前には雪が積もり、風もまだ身を切るような冷たさなので開花はまだだろうと考えながら野鳥撮影をした後で立ち寄って見ると、予想に反し全ての株が開花して、鮮やかな花の黄色と葉の黄緑色が川沿いに連なっていました。近くではシキザクラの花が咲き、ウメの花もチラホラと綻び始めて、厳しい寒さの中にも春の気配が感じられるようになってきました。

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2025年02月10日

ハチジョウツグミにまた会えた

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先月22日にハチジョウツグミと出会えたフィールドに何度も出かけていたのですが、その後は全く姿を見ることもなく声も聞こえてきませんでした。もうどこかへ移動していってしまったのかと考えていたところ、今日フィールドへ出てみると、先日出会ったのと同じ場所で地上に降りて餌を探しているハチジョウツグミと出会いました。前回は丈の高い草や木立の間を移動していたため、草や枝が邪魔をして全身を撮影することができませんでした。それが、今日は地上に重なる枯れ草の上を移動していたうえ、飛び上がっても枝先にとまってくれたので、全身を何枚も撮影することができました。この辺りでは初めて見る野鳥で、今後もいつ出会えるか分からないので、今シーズンはこの場所にとどまっていてくれることを願っています。

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ノスリの声

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フィールドの中に車をとめドアを開けると、晴れ渡った冬空にノスリの甲高い鳴き声が響き渡っていました。比較的近くから聞こえるので声が聞こえてくるあたりを探すと、池の端に立つ樹高が30m近くあるイチョウの大木の梢にとまったノスリが、周囲を見回しながら何度も繰り返し鳴いていました。少しでも近づいて撮影しようと考え、少しずつ時間をかけて接近していきましたが、視力の優れている猛禽のこと、すでに車を降りたときから私の存在は知っていたのでしょう。しばらく私を注視していましたが、さらに数歩足を進めると私が警戒範囲に入ったらしく羽音を立てて大きく羽ばたき、梢を離れて飛び去って行きました。


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2025年02月09日

宝ヶ池へ行ったけれど

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この十数年私の冬の恒例行事になっている、京都宝ヶ池での野鳥撮影に行ってきました。昨日たくさん降った雪で、周囲の北山や比叡山はまだ雪化粧をした姿を見せ、園内でも日陰ではあちこちに雪が残っていました。ここでの野鳥撮影はオシドリがすぐ近くまでやってくることから始めたのですが、当初は30羽ほど見られたオシドリが年を追うごとに少なくなり、昨年は1羽も確認することができなかったのに続き、今年も全く出会うことはできませんでした。さらに今日はほかの野鳥の姿も少なく、オシドリの他にいつも出会うことを期待しているエナガの姿も確認できず、林の中で見ることができた野鳥はシジュウカラやヤマガラだけという寂しさでした。写真は、雑木林の中で出会ったヤマガラです。この様子では、これからもオシドリを見ることは難しいかもしれません。

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2025年02月08日

雪が降った

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昨夜から今朝にかけて雪になる可能性があると天気予報がいっていたとおりに、今朝起きると外はあたり一面真っ白な雪景色になっていました。この辺りでは珍しいことです。昨年秋に亡くなったハンナが、雪を見て飛び跳ねて喜び雪遊びをした2017年1月15日以来の雪景色です。ただ、雪はお昼近くまで断続的に降り続いたものの、午後からは急速に融け始め、現在ではほとんど消えてしまいました。それでも寒さは収まらず、最高気温は5℃ほどで、この辺りでは珍しい底冷えを感じます。今朝は地上が雪に覆われ餌を探すのも大変だろうと庭へやって来る野鳥たちの様子を見てみると、スズメもメジロやヒヨドリも雪が降りしきる中で羽毛を膨らませ寒さに耐えていました。そこで、雪の上へ餌を撒いたり、新しいミカンを庭木の枝に刺すと、早速賑やかな声とともに一斉に集まってきました。写真は、雪が降る中で羽毛を膨らませていたスズメとメジロです。

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2025年02月07日

今日も1羽

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雪の予報が出る寒い日になりましたが、夕方までは流れる雲の間から時々日も差していたので、お昼ご飯の後1時間ほどフィールドへ足を向けてみました。肌を刺すように冷たい風が吹き抜けていくフィールドの中をゆっくり車を移動させていくと、目の前の荒地でタゲリが1羽餌をついばんでいました。車をとめて群れはいないかと探してみましたが、広い荒地の中にほかの個体は見えず、先日からいつも1羽で行動しているタゲリのようでした。ツグミと一緒になって地面を歩き回り餌を探していたので、しばらくその様子を見ていましたが、少し近づいて撮影してみようとして車のドアを開けて外に出ると、すぐに私に気づいたのでしょう、一声鳴いて舞い上がり、遠くへ飛び去っていきました。

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2025年02月06日

かわいい訪問者

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毎年冬になると庭に野鳥たちのための餌を置くことにしていますが、今シーズンも野山に餌が乏しくなってきた11月下旬頃から、毎日穀類や残飯を置いたり、庭木の枝にミカンやキウイフルーツなどの果物を刺しています。そのため、住宅街の中なので野鳥の種類は少ないながら、毎日明け方から日暮れまで、スズメ、メジロ、ハクセキレイ、ムクドリ、ヒヨドリなどがやって来て賑やかな声や羽音を聞かせてくれ、ときにはシジュウカラ、ジョウビタキ、ホオジロ、アオジ、ハシボソガラスなども訪れて目を楽しませてくれます。その中でも一番よくやって来るのはスズメたちで、常時家の周囲に十数羽が群れて遊び、餌を食べるときには窓のすぐ近くまでやってきています。昨日も私が窓の外を見ていると、12羽のスズメたちが写真のように窓にくっつくようにとまってかわいらしい姿を見せてくれました。

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まるでキバシリのよう

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キンクロハジロやオオバンが水面を動き回る様子を見ていたところ、近くに立つソメイヨシノの老木にジョウビタキの雌がやってきました。これを撮影してみようとレンズを向けていると、ジョウビタキは木肌に潜む昆虫でも探しているのか、まるでキバシリやゴジュウカラのように幹の周りを小走りに回ったり上り下りを始めました。古い木で木肌の肌理が粗く爪がかけやすかったせいもあるでしょうが、ジョウビタキが木の幹の表面を伝って歩くのを見たのは初めてのことです。しばらくそんな状態で幹に張り付くようにして動き回っていましたが、餌が見つからなかったのか、やがて近くのお寺の林へ飛び去って行きました。

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近くにアオジがやって来た

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10年に一度というレベルの大寒波がやって来るという予報どおりに、温暖なこの地方でも今日は冷たい風が吹く寒い日になりました。北海道や日本海側の地方では大雪警報が出され、実際に雪による被害も出ていると報道されていますが、ありがたいことにこの地方では、雪雲はときどき流れてきて日差しを遮るものの雪は降っていません。しかし、さすがに外へ出ると寒いので、今日はフィールドへ出ても歩き回ることはやめて、できるだけ車の中から外を見ていました。すると人の姿が見えないので安心したのか、いつもならすぐに薮陰へ隠れてしまうアオジが車のすぐ近くまでやって来たので、窓ガラス越しでしたがカメラのレンズを向けてみました。立春は過ぎたとはいえ、これからが一年で一番寒さが厳しくなるときなので、野鳥や小動物たちにとっては、当分厳しい毎日が続きます。

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2025年02月05日

ビワの花が盛りです

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寒さが厳しい時期ですが、ビワの花がフィールドのあちこちで今が盛りと咲いています。一見すると目立たない花ながら、近づいてみると薄茶色の綿毛に包まれた真っ白な小さい花をたくさんつけ、近寄るとよい香りを漂わせているので、一度覚えると忘れない花です。一年のうちでも一番寒いこの時期に野山で咲く花はほとんどないため、甘い果実や花の蜜が大好きなメジロがこの花の蜜を求めてよく訪れています。今日もフィールドの中に立つ樹高が5mほどある大きなビワの木の横を通ると、込み合った葉の茂みの中からメジロの声がしきりに聞こえ、ときどき外側へ出てきては写真のように房状に固まって咲く花にとまっておいしそうに蜜を吸っていました。

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2025年02月04日

ウメが咲いた

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フィールドの中のウメの木に、白い花が一つ二つと咲き始めていました。毎年ウメの開花はルナやララ、ハンナと一緒に散歩をした公園の中にある梅林のウメで知りましたが、昨年10月にハンナが亡くなってからは、毎日のように一緒に歩いた公園を歩くとハンナを思い出してしまい辛くなるので、一度も足を踏み入れませんでした。例年公園の日当たりのよい池の端で咲くウメがこの辺りでは一番早く1月中には咲き始めるため、これまでどおりなら初咲きはすでに先月見ていたのでしょうが、今年は今日初めて開花したウメを目にしました。これから暖かい日が来るたびに紅梅白梅が競うように花開き、よい香りをあたりに漂わせるようになります。

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